コーヒーゆのみ トルコブルー

「耳付きボウル」のページで食器の専門機能について
書きましたが、
それとの戦いは古い価値観との戦いともいえるかもしれません。

「これは何に使うの??」と聞かれるたび
「自分で好きなように使えばいいじゃない!」という気持ちと
「何々用です、とちゃんと理解できなくてはプロのデザインとは言えない」という
二つの気持ちがチャンバラしていました。

そして何々用、は自分で設定することで
新しいムーブメントやニーズを作り出せるということも知りました。

(ちなみに波佐見時代にそれを一番感じたのは
タジン鍋でした。タジン鍋メーカーは短期間でどんどん会社が大きくなって
派手な宴会をしていました。こないだブックオフの食器コーナーを見たら
ものすごくたくさんタジン鍋がありました、、)

コーヒーはコーヒーカップで、飲まなくても別にいいよね、
両手に包んであったかく飲みたいときもあるよね、という
提案型の食器です。唇がふわっと曲線に寄り添って
手も心も優しくあったまるカップは、特に秋冬に人気がありました。
松原工房は料理やライフスタイルにまで言及することはなかったので
そういう意味では珍しいアイテムでした。

実はこれを作ったとき、
取っ手を作る技術がなかったからなんですけどね


モノは言い様、というのも松原工房の得意技でした(笑)



直径7cm 高さ6.2cm
容量120cc
持った時のサイズはこんな感じ

ろくろ成型・手描き絵付け・マット
手づくりのため、個体差があります

トルコブルーの釉薬の特質上、
結晶の様なキラキラや小さなクレーター粒が出ていることがありますが、
使用には問題ありません。景色としてお楽しみください。
販売価格 2,700円
在庫数 売り切れました
SOLD OUT

Top